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須坂市の三十段飾り千体の雛祭りが期間ぎりぎりで見れました

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「まだ雛祭り?」って声が聞こえてきそうですよね(笑
でもそのとうりです。4月中旬なのに雛祭りなんてありえませんよね!
長野県(北部)は雛祭りや端午の節句、七夕という行事が月遅れで行われるんです。
だから雛祭りは全国的には3月3日ですが長野県では4月3日が雛祭りですね。といっても最近は3月3日から出しているうちも多く、月遅れの行事もそのまま行われるのでお雛様が飾られている期間はとても長いです。昔はお雛様を長く飾っていると子供が嫁に行きそびれるとも言いましたがどうなんでしょうね。
そんな風習があるので4月3日がお雛祭りと考えると4月中旬ぐらいまでは飾っておいてもおかしくないわけです。

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全国版のニュースでもよく取り上げられる須坂市のアートパーク「三十段飾り千体の雛祭り」を見てきました。
善光寺の御開帳などがあってなかなか行く時間が取れませんでしたが期間ギリギリにようやく見に行けました。
須坂市の須坂アートパークで日ごろから多くのイベントが企画され、季節ごとのイベントもあるんです。

 


今回の雛祭りも施設内にある「世界の民俗人形博物館」「須坂版画美術館」「歴史的建物園」で合計6000体もの雛人形が飾られています。
雛人形は県内外から寄贈されたものが多いそうです。それにしても三十段の雛段は迫力ですね。

平成になっても寄贈は行われているそうなのでまだ数が増えているということでしょうか?

 

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いろいろなところから集められた雛人形なので顔も形も違います。女の子らしくハートマークのぼんぼりもかわいいですね。

 

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最近はお内裏様とお雛様の2体が飾られることが多いですが一昔前のお雛飾りは1式で5段、6段のものが多かったですよね。アパートやマンション住まいが多くなった現在では雛祭りの形も変わってきたので本来の形を見るのも勉強になります。3人官女や5人囃子、お道具類も丁寧に飾られていました。
今年は善光寺の御開帳があるので三十段飾りの毛氈(もうせん)も錦の布が使われているそうですよ。


今回は雛祭り期間の最後に行ってしまったので情報としては古くなってしまいましたが、4月後半からは「五月人形菖蒲の節句」が行われるそうです。
なぜか雛人形の三十段飾りもまだあり、そのうえ五月人形も15段250体が飾られるそうですよ!
うちは子供が男の子なのでぜひこちらを見てみたいですね。

五月人形菖蒲の節句 4月24日~6月21日
須坂市アートパーク内の世界の民族人形博物館で開催