温泉に入るサルをホントに見てきたよ!地獄谷野猿公苑へ行ってみよう。
今や世界的に有名になってしまった温泉に入る猿、「スノーモンキー」こと地獄谷野猿公苑の猿たち。
地獄谷は信州湯田中・渋温泉郷の地獄谷温泉にあり、山道を30分近くも歩いてたどり着いた先には険しい断崖と激しく噴き出す噴泉があります。厳しい寒さのこの地獄谷の最深部で温泉に入る猿達が見れるんです。
地獄谷野猿公苑は人間と猿の共生を観光客に見せることをテーマにしているそうで、ここで見れる猿たちはみな野生の猿なんです。時間を決めて餌付けをすることでこの場所を覚えてやってくるようになったそうです。
年末の12月28日、とっても寒い一日でしたが汗をかくほど体の温まるトレッキングとサルたちの入浴シーンでほのぼのと心が温まりました。
バシバシ写真を撮ってきたのでで紹介したいと思います。
上信越自動車道信州中野インターから国道292号線で湯田中・渋温泉郷を目指します。
国道292号線の沓野渋IC(有料道路ではありません)で左折するとすぐ野猿公苑の看板が左手に出てきます。
しばらく山道を登ると信州湯田中・渋温泉郷の一つ上林温泉が表れてきます。
本来はさらに奥まで行けるのですが、年末は野猿公苑も混雑しているそうで駐車場は満車です。上林温泉内に臨時無料駐車場が用意されているのでそちらを利用しましょう。
野猿公苑へ至る山道へは少し歩くことになりますがね。
到着時間は午前10時。
さすが温泉地です、側溝をからも湯気が立ち上り硫黄のにおいがぷんぷんしてきます。
ビックリすることに歩いている人はほとんど外国人です。
さらに、車を運転してくる人も半分近くが外国人。
温泉に入る猿が海外でも人気で外国人が多いとは聞いていましたがここまで多いとは!
上林温泉の地図を借りて地獄谷までの経路を確認しときましょう。
現在地から四角で囲った場所まで10分ほど歩きます。
さらに四角から丸で囲った場所まで山道を歩くのですが、地図の距離感とはだいぶ違いますね。およそ30分かかります。
山道に着くまでにはホテルや旅館が立ち並び、唯一休息を取れそうな「Cafe袁座」がありました。
温かいラーメンや空揚げ、フライドポテトなどの軽食もメニューにあったのでサルを見た帰りに寄ってみようかな。
舗装された道路を歩いていると左手に野猿公苑入口の看板が表れます。
ここからは山道なので靴は必ずスニーカーまたはブーツなどにしましょう。
なにしろ雪も積もるこんな感じの道ですからね。左側は手すりもない崖です。
さらに右側も時折水路になっているので小さい子供がはしゃいで走り回るとかなり危険な道ですよ。
山道の途中には唯一の休息所がありました。ニホンザルについての説明がありますが日本語と英語の説明になっています。
かなり外国人を意識しています。それもそのはず、後の写真を見ていただけるとわかります。
山道を頑張って歩くとこんな感じに開けた場所へ出ます。ここまでくればほとんどついたも同然。
途中で3歳の息子が歩くのをやめたので抱っこしてきました。だいぶ汗をかいて腕がプルプルいってます(汗
ここまで来ると地獄谷のあちらこちらから温泉の蒸気が立ち上っています。
ひときわ高く上がっている蒸気は地獄谷噴泉です。
温泉が湧き出ているとはいえ日陰では常に0度以下の世界です。吹き上げあられた蒸気が降り注ぐとこんな素敵な自然現象も見られます。
吹き出す噴泉の前で1枚「パシャリ」。
この人、外国人の観光客です。なぜかずっとウサギの帽子をかぶってました。
こういうこと普通にやりきるから面白いですね。
野猿公苑は噴泉からさらに少し上った場所にあります。
入り口前ではサルを見るときの注意事項が書かれています。
これ結構大事ですよ!必ず守ってくださいね。
野猿公苑に入るには「入苑料」というものがかかります。
大人:500円、子供:250円です。
苑内に入るとサルたちの鳴き声や笛の音が聞こえてきます。
息子のペースに合わせて歩いたせいもあり到着したのは11時前でした。どうやら餌付けの時間のようです。
温泉に入る猿の写真で有名な湯船はどこかと歩いていくと・・・
なんという観光客の数でしょう。
しかもサルたちは温泉から出てエサをもらいに行っているようです。
唯一残っている一匹のサルにすべてのカメラが向けられています。
私がたどり着いた時にはその一匹すらいませんでした(汗
周りの人も口々に「せっかく歩いてきたのにこれはないよ~」と残念がっています。
ガラーン!!
周りにもほとんどサルはいません。
でもご飯が終わればまた温泉に入ってくれるだろうと待っていると予想どうりサルたちは戻ってきましたよ。
じわじわと湯船の周りにサルたちが集まります。
そしてついに、念願の温泉に入る猿が見れました
バックには雪もあっていい感じの写真が取れました。
でもサルたちが下を向いているのが気になりますね。なぜかというと本来サルたちはなかなか温泉には入りません。しかしそれでは観光客の狙っている写真が取れないので職員の方が温泉の中にエサを投げ入れてくれるんです。エサ目当てで温泉に入ったサルたちが一生懸命水中のエサを拾ってる写真がこれです(笑)
それにしても外国の方が多かったです。多分8割が外国人です。
中にはこんなイケメンと美人のカメラマンもいましたよ。
この写真、本当に信州の山奥で撮られた写真だと思へますか?
帰り際に入り口付近の休息所で奇跡の写真に出会いました。決して私がとったものではありませんよ!
完全に温泉でくつろぎながらネットをチェックしてる絵ですね。
隣に説明が書いてありましたが、観光客がサルにスマホを近づけすぎたため怒ったサルがスマホを奪ってしまったそうです。
こんな写真が取れたらな、まさに奇跡の1枚ですね。
帰り道は息子が寝てしまったのでずっと抱えて帰ってきました。明日は筋肉痛かな、帰って温泉に入ろう(笑)
そうそう、行に見つけた「Cafe袁座」にもよりましたよ。
メニューは英語でも書いてあるし店員さんは英語がペラペ~ラでしたよ。
空揚げとか外国人向けの寿司「○○ロール」とかポテトフライなんかもあってよく歩いて腹が減ったら食べたくなるものばかりでした。
これからの時期寒いけどまだまだ観光客が増えそうな地獄谷野猿公苑でした。