真田丸ゆかりの地は上田だけではない!真田信之の治めた松代の地を歩いてみた。
先日、上田と共に真田のゆかりの地として有名な松代へ行ってきました。
松代には徳川方についた真田信之が藩主となった松代藩があり明治まで真田家が松代の地を治めていました。
松代には松代城跡をはじめ藩校である文武学校や古い武家屋敷が保存されており、派手さはありませんがゆっくりと歩いて回れる観光地でしたよ。
松代焼
今回松代を訪れたのは「松代焼を探しに行く」という目的が一つありました。
知人へのプレゼントに長野では一般的な送りもとされる松代焼を送ることにしました。蕎麦好きの人なので蕎麦猪口と蕎麦徳利を送ることにしました。購入場所は近所にもあるのですが、窯元を少し見てみたいなという思いから松代焼の工房を探して訪ねてみたんです。
松代焼は松代藩の藩窯として興りましたが当時の伊万里焼や瀬戸焼に押されて一旦は衰退、廃窯となりました。松代焼という名前と共に昭和47年に復活し松代地方にいくつもの窯元が存在するようになりました。庶民の雑器として普及し北信地方では結婚式の引き出物や家庭の食器類として多く出回っています。我が家でも気にかけて集めてみたらかなりの量がありました。
特徴は薬品を使わず自然の素材のみを使用し、鉄分の多い土にかけられた釉薬は青緑色の温かい色合いを出します。
松代焼の工房や販売点は長野の各所にあるので観光の際は是非訪れてみてください。
松代焼窯元
今回私が訪ねたのはあまかざり工房さんです。
あまかざり工房で松代焼を購入後、松代の真田ゆかりの武家屋敷を見学するべく移動しました。
まずはじめに訪れたのは象山神社です。
佐久間象山神社
砲術や兵学、蘭学などに秀で幕末の天才学者と言われた佐久間象山を祀る佐久間象山神社
開国論を訴えていた象山は尊王攘夷派に暗殺されてしまいますがその門弟には勝海舟、吉田松陰、坂本龍馬らのそうそうたる面々が名を連ねていたそうです。
真田宝物館
真田邸の隣にある真田宝物館では「信州松代 真田大博覧会2016」が行われています。
上田城では「信州上田 真田丸大河ドラマ館」がオープンしていますが、松代藩ゆかりの武家屋敷が並ぶ松代町では「信州松代 真田大博覧会」と銘打って特別展が行われています。
写真はNGだそうです。
おやき総本家
真田宝物館から真田邸へ抜ける敷地内におやき総本家という休憩所が設けられています。信州と言えば「おやき」です。こちらではいろいろなおやきをいただけますよ。
奥の食堂では信州そばも堪能できるのでぜひ寄ってみてください。我が家もおやきの「こねつけ餅」と「きりぼし」をいただきました。
真田邸
九代藩主幸教が建てた真田家の私邸で「新御殿」とも呼ばれていたそうです。
「信州松代 真田大博覧会」開催中は真田生活体験館としてNHK大河ドラマの衣装や台本などと共に屋敷が公開されています。
その他にも
こちらも写真はNGだそうです。
入場料:
一般300円 小・中学生100円
真田宝物館・文武学校との共通券:一般800円 小・中学生300円
旧樋口家住宅
松代藩の上級武士であった樋口家の主屋、土蔵、長屋、庭園が無料で公開されています。
こちらは写真OKでしたので思う存分撮れました。
文武学校
水戸の弘道館にならって設けられた松代藩の藩校で藩士の子弟が学問と武道を学ぶ場でした。
「信州松代 真田大博覧会」開催中は真田文化体験館として弓道体験ができるそうです。
入場料:
一般200円、小・中学生80円
松代城跡
松代城は戦国時代に海津城と呼ばれ上杉と武田が幾度も合戦を行った北信濃の地で戦略的に重要な要所でありました。現在は本丸跡地の内掘りと石垣が残り太鼓門も復元されています。
場内は桜が多く植えられていて桜の花の季節にはとても美しい光景だろうと想像されます。
駐車場について
今回私が止めた駐車場は真田宝物館前の30台ほどのスペースでしたが、休みの日であれば満車状態の駐車場です。
おすすめは松代城前の無料駐車場が最も広い駐車場になっています。